こんにちは!関口です。
自分が考えているイメージとか世界観を言葉で伝えるのって難しいですよね。
私も最近は「昔のボディビルジムのようなジム、会社にしたい」と方々で発言していますが、いま一つその本意は理解されておらず、「体力自慢が集まる筋トレジム」みたいなイメージを連想される事も多いです(^^;
それはそれで楽しいのですが、でも私のイメージ、目指す世界観はちょっと違う…。
例えば元気なおじいさんと部活に励む高校生が隣同士で真剣にベンチプレスをしていて、お互いにリスペクトしている~みたいな空気感。リスペクトの絆で繋がったファミリー感…って言葉にすると少し恥ずかしいですが、まぁそういう感じです。
などと思っていたら、何気なく見ていたトレーニング雑誌にそんな私のイメージ、世界観そのままのイラストを発見しました。
東京御徒町の超老舗ジム「サンプレイ」さんのイメージイラスト(?)です。
「サンプレイ」といえば泣く子も黙るボディビルのメッカであり、ボディビル以外にも柔道選手(最近だとベイカー選手とか)や極真空手の歴代チャンピオンたちがこぞって通い詰め、それはもう信じられないくらいハードな筋トレを行なっていたそうです。
で、その隣ではリハビリで通うご高齢の方が普通にトレーニングをしていたり、女性シルバーグループが集まって楽しそうに健康体操をしていたりと、「世代」も「体力」も「目的」もそれぞれ全く違う方々が、お互いに尊重し合って違和感を全く感じさせずにひとつのコミュニティを形成しているのですが、そういった光景というのは他のスポーツクラブではあまり見かけないですよね。
私も数年前に一度ビジターでトレーニングをさせて頂いた事がありますが、まさにこのイラスト通りの世界観で、ビジターの私ですら居心地の良い素敵な空間でした。
こういう光景を見ると、フィットネスクラブ開発でよくある「20代から30代の意識の高い働く女性をターゲットにして~」とか言っているのが何だか少し薄っぺらく感じてしまいます。
私達がやりたい事、お手伝いしたい事は「1本のバーベルと真剣に向き合って体を変えて人生をより良くしよう」というその一点ですから、ターゲット層とかは別にありません。
「ビジネス」という観点ではおかしいのかもしれませんが、まぁ傍から見ておかしくても自分がやっている事に違和感がないのが一番ですから、私達はこのまま亀の歩みで進化(深化)していきたいと思います。
それにしても素敵なイラストだなぁ。