切ない夏の終わりと、ついでに青春の終わりを記念する特別な一日だ。
なあ、あんただってそんな一日があるだろう。
…って大変失礼しました(笑)
でもこの書き出しにピンと来た方も多いのではないでしょうか( *´艸`)??
そう、これは石田衣良の代表作のひとつ「池袋ウェストゲートパーク(I.W.G.P)」の主人公マコトによる一人称での語り口で、物語のはじまりを告げる挨拶代わりみたいなもの?です。
私は10年以上前から石田衣良ファンで、I.W.G.Pも全シリーズ読破しています(石田衣良では「40」が一番好きです)。
※I.W.G.Pドラマは見る機会がなかったのですが、マコト役の長瀬智也はイメージぴったりですよね。
そんなI.W.G.Pのなかで圧倒的な存在感を出して読者を引き付けているのが「池袋のキング」こと安藤崇(タカシ)で、可能なら私もGボーイズに入りたいくらいです(笑)
物語の中では最初からキングはキングとして君臨していて、タカシがどういう経緯でキングになったのかは過去にマコトから「コブシとアタマで」と一言あるだけでした。
で、先日本屋に立ち寄ったところ「キング誕生/I.W.G.P青春篇」なる文庫本を見つけ、これは!と迷わず購入しました。
全然知らなかったのですが、2年くらい前に出たみたいですね。
内容を一言でいえばタカシが少年の心を捨て、非常のキングになるまでの物語。
感想は…分かりやすい展開ですが、やはり面白いです。
一晩で読み切れるボリュームですので、つかの間の現実逃避に是非どうぞ(笑)